FireDACのMSSQLServerへの接続がODBC接続になってしまう

概要: この症状が発生する問題と解決方法について説明します。

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対象となるバージョン

・FireDAC 7.x以降

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  問題

FireDACでは、MSSQLServerへ接続するためにインストールしているクライアントドライバを検索し、見つかったドライバを利用します。

ドライバを検索する順序は、MSSQLServerのネイティブドライバ => ODBCドライバの順です。

例えば、MSSQLServerのネイティブドライバがインストールされておらず、ODBCドライバのみがインストールされているPC環境の場合は、ODBCドライバを利用してMSSQLServerへ接続します。

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  解決

この問題を解決するには、MSSQLServerのネイティブドライバをインストールしてください。

詳しくは、「Microsoft SQL Server への接続(FireDAC)」をご覧ください。

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なお、FireDACでどちらのクライアントドライバが選択されているか確認する方法は、

TFDConnection (旧バージョンの場合は、TADConnection)をフォーム上に配置し、接続パラメータを設定した後、

[情報]タブを選択し、MSSQLServerへログインしてください。

そして[情報]タブ内に表示されるセッション情報のDriver Nameを確認してください。

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図1: MSSQLServerのネイティブドライバはインストールしおらず、ODBCドライバのみの環境の場合

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図2: MSSQLServerのネイティブドライバがインストールされている場合

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