[All]
Android実機による開発の準備について
概要: Android実機による開発の準備について説明します。
対象となるバージョン
・XE5/XE6
概要
Delphi/C++Builderの開発環境(IDE)から、以下の図のようにAndroid実機を認識させるには、まずWindows環境からAndroid実機が認識できていなければなりません。
Windows環境からAndroid実機を認識させるには、各Android端末のメーカーが提供するADBドライバをインストールしてください。
(利用するAndroid端末の種類によって、インストールに必要なADBドライバも異なります)
例えば、Google Nexus7(2013)をWindowsで認識させる手順は、以下の通りです。
予め、利用するAndroid端末をUSBケーブル経由でWindowsへ接続しておいてください。
1. Android SDK Managerから[Google USB Manager Driver]をダウンロード
Android SDK Managerは、Windowsスタートメニューの[Embarcadero RAD Studio]-[Android SDKs]-[Android Tools]から起動できます。
2.[コントロールパネル]-[デバイスマネージャ]から未認識の”Nexus7”を選択し、“ドライバソフトウェアの更新”を選択
3.ドライバソフトウェアの更新方法として”コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します”を選択
Delphi/C++Builderに付属するAndroid SDK Manager経由でADBドライバをダウンロードすると、利用しているバージョンによって配置されるパスが異なります。
ドライバソフトウェアの検索フォルダとして、以下のパスを指定します。
XE6:
C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\14.0\PlatformSDKs\adt-bundle-windows-x86-0131030\sdk\extras\google\usb_driver
XE5:
C:\Users\Public\Documents\RAD Studio\12.0\PlatformSDKs\adt-bundle-windows-x86-20130522\sdk\extras\google\usb_driver
”サブフォルダも検索する”のチェックも忘れずに!
ADBドライバのインストールが正常に完了するとデバイスマネージャでは、以下の図のように表示され、Windows環境からAndroid実機が認識できるようになります。
最後にAndroid実機側の設定として[開発者向けオプション]の[USBデバッグ]のオプションを有効にしておくことを忘れないでください。